No.185 瑞鳳型航空母艦 龍鳳
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潜水母艦 大鯨
潜水艦の高性能に対応するため建造されたが、当時はワシントン条約下であり、航空母艦として改造することを前提として設計されてます。1万トン以上の大型艦としてはじめて電気溶接を多用したが船体のゆがみが発生し、船体を切断するなど難工事であり、しかも試作された大型用ディーゼルエンジンも完成したものとは言えなかった。のちに、空母に改造される際、ガスタービンに換装されています。その後も船体の補強やバジルの装着など改修工事が加わり、多くの時間をついやした。
就航後、大鯨は、潜水艦隊の旗艦を務め、太平洋戦争が始めると、ハワイ方面出撃。その後、潜水母艦「剣埼」が空母「祥鳳」へ改造されると、航空母艦へ改装されます。
龍鳳
当初の設計では3日月で完了予定でしたが、ドーリットル空襲の直撃や、翔鶴が珊瑚海海戦で大破したが横須賀海軍工廠で工事ができいないなど、1年以上の工期がかかった。計画では33ノットの予定でしたが同型艦よりやや遅く26.2ノットしか出なかった。
航空母艦改修後は沖鷹とともに第三艦隊に編成されトラック泊地へ進出。途中で魚雷1本を受け、横須賀へ引き返し、本土にて艦載機の訓練に従事。
その後、マリアナ沖大戦までは主に輸送任務に従事し、マリアナ沖大戦が勇逸の戦いとなった。その後は艦載機不足で戦闘に参加できず、輸送艦として用いられるようになった。
台湾を中心とした輸送任務だったが空襲が激しくなると、本土の呉軍港にて浮き砲台として係留され、そのまま終戦を迎えます。その後、1946年4月2日呉工廠にて解体、9月25日に完了。
艦これの大鯨(龍鳳)
潜水母艦時代
ゲームでは製造できないため、ドロップでしか手に入りません。大鯨のドロップを狙うことを捕鯨と言い、狙う艦隊を捕鯨船団と言われてます。
潜水母艦らしくセーラー服にバケツやバックには魚雷をいっぱい積み込み背中には修理用なのかクレーンも見られます。潜水母艦そのものは大きめの船体ですが、彼女本人はあまり大きくありません(胸は大きいが)。
補助艦艇なので戦闘には不向きで、会戦では慌てる一面も。潜水母艦なので潜水艦からは人気があるようです。
空母改修後
空母になると衣装は豪華になり、赤い着物姿となり、弓に矢筒、肩掛けの飛行鋼板となり、改修すると青緑の着物姿となります。
プラモデル
青島文化社
ウィーターラインシリーズです。大型潜水母艦として、その雄姿を再現しております。艦容から、将来航空母艦に改修するように設計された形が手に取るようにわかります。
艦これコラボモデルもあります。
フジミ
航空母艦に改修後の「龍鳳」はウォーターラインシリーズよりフジミ模型から、昭和17年、昭和19年、昭和20年の3種類出ており、年代別に再現されております。
ピッドロード
スカイウェーブシリーズとして、より詳細に再現されたものがでてます。
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フィギュア
大鯨
値段相当品ですが魚雷の入ったバックは取り外し可能で中の魚雷も1本1本取り出しできます。野菜バックは一体化してます。エプロン、太ももなど、細かい特徴は捉えております。実際、手に取ってみると、期待以上の作りはしております。
グッズ
空母に改修されるとその外見は豪華になり、人気商品がたくさんあります。
スリーブ
コスプレ衣装
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夜戦仕様
基本情報
建造所 | 横須賀海軍工廠 |
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運用者 | 大日本帝国海軍 |
艦種 | 潜水母艦[3] → 航空母艦 |
前級 | 大鷹型航空母艦 |
次級 | 雲龍型航空母艦 |
建造費 | 建造時予算 11,948,600円 |
母港 | 横須賀 → 呉 → 舞鶴 |
艦歴 | |
計画 | 昭和8年度(マル1計画の)追加計画(1933年) |
起工 | 1933年4月12日 |
進水 | 1933年11月16日 |
竣工 | 1934年3月31日潜水母艦として 1942年11月30日空母へ改装完了 |
除籍 | 1945年11月30日 |
その後 | 1946年4月2日から9月25日解体 |
改名 | 大鯨 → 龍鳳[ |
要目(空母改造時) | |
基準排水量 | 13,260英トン |
公試排水量 | 計画 15,200トン または15,221トン 最終時 15,278トン |
満載排水量 | 16,700トン または 16,280.10トン |
全長 | 215.65m |
水線長 | 210.00m または 212.074m |
垂線間長 | 197.30m |
最大幅 | 船体最大幅 20.00m |
水線幅 | 19.58m または 19.784m |
深さ | 11.30m |
飛行甲板 | 改装時 長さ:185.0m x 幅:23.0m 最終時 長さ約200.0m または206m エレベーター(13x12m)2基 |
吃水 | 公試平均 6.64m または 6.664m 満載平均 7.00m 最終時:6.68m |
ボイラー | ロ号艦本式缶(空気余熱器付)4基 |
主機 | 艦本式タービン(高中低圧)2基 |
推進 | 2軸 x 300rpm、直径4.000m[17] |
出力 | 52,000hp |
速力 | 計画 26.5 ノット 最終時 26.2ノット |
燃料 | 重油 2,400トン 最終時 2,906トン |
航続距離 | 計画 8,000カイリ / 18ノット 最終時 11,340カイリ / 10.5ノット |
乗員 | (仮)計画乗員 785名 989名[要出典] |
搭載能力 | 九一式魚雷 12本 爆弾 800kg24個、250kg24個、60kg192個 飛行機用軽質油 230トン |
兵装 | 改装時 40口径12.7cm連装高角砲4基 25mm3連装機銃10基 (爆雷)手動投下台1組 九一式爆雷6個 1945年 40口径12.7cm連装高角砲4基 25mm3連装機銃10基 25mm連装機銃4基 25mm単装機銃23挺 13mm単装機銃6挺 移動式単装機銃 25mm1挺、13mm12挺 爆雷6個 12cm28連装噴進砲6基 |
搭載艇 | 計画 12m内火艇2隻、12m内火ランチ1隻、8m内火ランチ1隻、9mカッター2隻、6m内火通船1隻、13m特型運貨船1隻 最終時 12m内火艇2隻、14m運貨艇1隻、9mカッター1隻 |
搭載機 | 計画(常用+補用) 零式艦上戦闘機18+6機 九七式艦上攻撃機6+1機 計24+7機 (内訳詳細は艦載機の項に記述) |
レーダー | 1945年 二号一型 1基 一号三型 1基 電波探知機(逆探)2基 |
ソナー | 最終時 水中聴音機2台、探信儀1台 |
その他 | スペリー式転輪安定儀1基(計画のみ) |